マジコンや海賊版ソフトの利用歴がある中古の3DS・2DSに注意!

昔から問題になっていることですが、「海賊版」や「割れ」と言われるインターネット上から無料で不正入手したゲームソフトを使い、ゲームをプレイしている悪質なユーザーがいます。

その海賊版ソフトをDS上で動かすために必要となるのが「マジコン」と言われる専用ソフト。

マジコンをぼかした画像

※現在、マジコンは日本国内での販売が禁止されており、実際に販売業者が不正競争防止法違反により逮捕された例もあります。

また、DSの中身のプログラムをCFW(カスタムファームウェア)と言われるプログラムに書き換えて、海賊版ソフトを動かす場合もあります。

しかし、実際にお金を払ってゲームソフトを買っているユーザーからすれば、それら不正ユーザーに対しては不満しかありません。

もちろん、それは任天堂も同じ気持ち。

そこで、任天堂はそれら不正ユーザーをなくすため、ある対策を行いました。

それが「海賊版ソフトを利用した場合、その履歴を本体に残す」という方法。

この対策により、もし、DS本体に海賊版ソフトを利用した履歴があれば、任天堂の修理サポートは一切受けることができませんし、中古ゲーム買取業者もそのDSを買い取ってはくれません。

中古ゲーム買取業者が提示した不正ニンテンドーDS買取拒否のポスター

ニンテンドー3DSをお売りになるお客様へ

買取できない3DS本体について

違法な機器や任天堂が承認していない機器を使用した場合、または任天堂が承認していない改造を行った場合は、本体機能更新によりニンテンドー3DSが起動しなくなる可能性があります。(ニンテンドー3DSの利用規約より)

上記の規約を踏まえて、当店では違法機器や非公認機器の履歴が残っている3DS本体の買取を行っておりません。

そして、中には実際にペナルティを受けたユーザーもいます。

ニンテンドーDSのエラーコード「002-0102」

エラーコード:002-0102

この本体は任天堂によってネットワーク機能が制限されています。

■本体の取扱説明書に記載されている任天堂テクニカルサポートセンターへお問い合わせください。

不正利用が発覚した場合、このように「002-0102」というエラーが出るようになり、オンラインプレイやフレンドリストの閲覧、各種アプリの利用などが制限されます。

任天堂のカスタマーサービスに問い合わせても、「接続禁止の措置が取られており、解除不可」と返答されるとのこと。

では、もし海賊版ソフトを利用した履歴が残っているDSを中古で購入してしまったら…?

もちろん、同様に不正利用ユーザーとみなされますから、「神対応」と呼ばれる任天堂の良心的な価格もしくは無償修理も受けることができませんし、飽きていらなくなった場合に、中古買取業者からもその3DS・2DSの買取は拒否されてしまいます。

じゃあ、買う前に海賊版ソフトを利用したことがあるか見分ける方法はあるのか?

もし、マジコンを利用した形跡があれば、最初からDSに入っている「おもいで記録帳」というソフトの中にある「ソフト図鑑」という項目に記録が残っています。

しかし、これはDS本体の初期化によって、消えてしまうものです。

当然、初期化したところで「海賊版ソフトを利用した」という履歴は、目には見えない場所でDSの内部に保存されているとのこと。

つまり、100%見分ける方法はありません。

だから、ヤフオクやメルカリなどによる個人売買での中古3DS・2DSの取引は避けた方がいいでしょう。

メルカリに出品された3DS

しかも現在、ヤフオクではマジコンや違法改造したDSの出品が禁止されています。

その為、出品者はそれらの商品説明を記載できず、どの商品に海賊版ソフトの利用歴があるか?ないか?全く分からない状態です。

いざ落札して、後に「不正した履歴があるぞ!」なんて任天堂から指摘されても、もうどうにもなりませんから、中古2DS・3DSの購入は、信用のあるショップで購入することをおススメします。