液晶モニタの画質の良さは何を見ればわかる?

液晶モニタの画質の良し悪しを知りたい時に見るべき製品の仕様や、その項目が何を示しているのかを解説しています。

『解像度』は画質の良さを示す最も重要な項目

液晶モニタのスペックに表記されている「1024×768px」や「1920×1080px」といった数字は、画面解像度を示しています。

画面には、小さな粒(ドット)がびっしり敷き詰められていて、そのドット一つ一つが赤や黄色などそれぞれ違った色を表示する事で、さまざまな画像や映像が画面に映し出しています。

画面解像度は、その画面に敷き詰められた数と思ってもらえば、分かりやすいかと思います。

例えば、「1920×1080px」なら、横に1920個の粒、縦に1080個の粒が並んでいることになります。

つまり、この数字が大きいほど、細かい表現ができるのです。

モニターのサイズは同じだけど、画面解像度が違うモニタを並べてみたとき、解像度が高いモニタの方は、たくさんの粒で画像や映像を表現することができるので、文字やイラストなどをよりくっきりととキレイに見せることができます。

解像度が高い液晶モニタと低いモニタの見え方の違い

しかし、単純にこの解像度が大きければいいわけではありません。

モニターのサイズが小さすぎると、逆に文字が小さくて見づらくなってしまうことがあり、結局、パソコンの設定で解像度を低くして使うなんてことも…

そうなれば、高い解像度を選ぶ意味が無くなってしまう為、解像度とモニタのサイズのバランスも大事です。

最近、液晶モニタの主流となっている画面解像度は「1920×1080px」。

いわゆるフルHD画質。

中古市場においても流通数は多く入手もしやすいので、今買うなら、フルHDは絶対条件。

メインモニタ用であれば、フルHDで23インチ以上のワイドモニタがオススメです。

作業スペースも広く、使い勝手が非常に良い。

それでもスペースが足りないよ!って場合は、もう一台モニタを横に並べて、デュアルモニタ化しましょう。

グレア・ノングレアとは?必ず用途で選ぶこと

「グレア」「ノングレア」とは、液晶モニタの表面加工を示す用語です。

「グレアモデル」の液晶モニタは、画面の表面に光沢加工が施されており、鮮やかでキレイな映像や映し出すことができます。

その為、映画鑑賞やゲームなどの用途に最適で、最近のテレビにもこのグレアが採用されています。

対して、「ノングレア」は画面に光沢がないモデル。

光沢のある「グレアモデル」は、画面反射が気になって見にくかったり、人によっては目が疲れやすくなることもあるので、ネット上の文字を読んだり、文章を書くなど、パソコン作業をメインに扱う場合は、「ノングレアモデル」の方が向いています。

映像にこだわるなら「グレア」を、汎用性を取るなら「ノングレア」を選びましょう。

液晶モニタのグレアとノングレアの見え方の違い

ちなみに、狙いを付けた液晶モニタが「グレア」なのか?「ノングレア」なのか?は、その製品の仕様を確認するか、もしくは、型番で見分けることができます。

例えば、三菱の液晶モニタだと、型番が「RDT231WM-S(グレア)」「RDT231WM(ノングレア)」となっています。

『液晶パネル』によって値段が違う

最後にもう一つ、液晶モニタの画質を左右する要素に、パネルの種類があります。

大きく分けて、「IPS」「VA」「TN」の三種類に分かれており、IPS>VA>TNの順で高品質です。

それに比例して値段も高くなっているので、中古で値段が安いものは、ほとんどが「TNパネル」です。

ただし、TNパネルだから品質が悪いということではありません。

最近の液晶モニタは、TNパネルでも十分キレイです。

IPSパネルを選ぶべき人は、正面以外から見てもしっかり見えるとか、黒が引き締まって見えるとか、そういった細かいところまで高い品質を求める人。

ちなみに、IPSパネルの中でも、製造メーカーや品質の違いにより、ADS・PLS・AHVA・AH-IPSなど、さまざまな種類があります。

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