Mac用USBハブが必要な理由
MacBookの画面を外部ディスプレイに表示させる機能を『クラムシェルモード』と言います。
このクラムシェルモードを使用する為には、『Macとディスプレイを繋ぐケーブルが必要』に加え、『ACアダプタをコンセントに繋いでおかなくてはならない』という条件があります。
それらの条件をスムーズにクリアする為、今回、『Mac用USBハブ』を使用しました。

ほとんどの液晶ディスプレイは『USB Type-C』を接続できない
MacBook(2017)の端子は、『USB Type-C』です。
『Thunderbolt 3』とも表記されますが、『Thunderbolt』はあくまでAppleの独自規格。
『Thunderbolt』は転送速度の早さに特徴がありますが、『USB Type-C』端子を通して行う通信手段の一つでしかありません。
犬(USB)にも色々な種類(Type-A/Type-B/Type-C)がいますが、その中で柴犬(Type-C)のポチ君(Thunderbolt)が一番足が速いって感じです。
もし、お手持ちの液晶ディスプレイの裏側に『USB Type-C』を接続できる端子が付いていれば、USB Type-Cケーブルでカンタンに接続できます。

※USB Type-Cで繋いだ場合、HDMI切替器が使用できない為、WindowsとMacでディスプレイの切り替えはできません。
しかし、USB Type-C端子が搭載されたディスプレイは、まだ数が少ないので、ほとんどのディスプレイには『USB Type-C』を繋ぐ端子は付いていません。
そこで、USBハブを使い、MacBookのUSB Type-C端子をHDMI端子に変換し、HDMIケーブルでディスプレイと接続します。

ちなみに、『USB Type-C』『HDMI』どちらの端子も付いていないディスプレイの場合、『DisplayPort』『DVI』端子で接続する手段があるかもしれませんが、動作の検証ができない・新しいディスプレイを買ったほうがマシなくらいコストが掛かる可能性がある為、当サイトでは扱いません。
『USB Type-C』変換ケーブルではポートが足りない
USB Type-C(Mac側)をHDMI(ディスプレイ側)に変換するケーブルを使えば、一応、クラムシェルモードは利用できます。
しかし、私が持っているMacBook Pro(2017)は、USB Type-Cを接続するポートが二つしかありません。
このままだと、クラムシェルモードに全てのポートを奪われてしまう為、マウスをWindowsとMacで共有する為のケーブルや外部メモリが使用できない状態です。
- Macとディスプレイを繋ぐポート
- ACアダプタを繋ぐポート
- データリンクケーブル(もしくはマウス・キーボード)を繋ぐポート
- USBメモリやSDカード用のポート
そこで、USBハブを使ってUSBポートを増やしています。
Mac用USBハブのレビュー
素材感・色、ほぼ完ぺきにMacBookと合っています。
ちょっと値段は高いですが、それ以外は言うことありません。
商品ページの説明に、対象モデルが「MacBook Pro Late 2016」としか書いていませんが、「MacBook Pro 2017」で使用可能です。
使用中は同時に充電も行われる為、ハブ本体が熱くなりますが、不具合等もありません。
クラムシェルモードの起動手順
- MacBookを開く
- MacBookとUSBハブを接続する
- 外部ディスプレイとUSBハブをHDMIケーブルで接続する
- MacBookの充電器をコンセントに差し込み、USBハブに接続する
- MacBookを閉じる