WindowsとMacBookでマウス・キーボードを共有[デュアルモニタ用]
「クラムシェルモード」は、MacBookを閉じた状態で行います。
その為、トラックパッドが使えません。
よって、クラムシェルモードで外部ディスプレイに表示させたMacBookの画面を操作するには、別にマウスとキーボードが必要になります。
しかし、デスク上に二つのマウス・キーボードがあるとジャマになるし、作業効率が非常に悪い!
そこで、Windows側を操作しているマウス・キーボードでMac側の操作もできて、お互いにマウスカーソルが行き来できる方法を紹介します。
データリンクケーブルで共有する
私が使用したのは、「データリンクケーブル」です。
データリンクケーブルの接続方法は、以下(③データリンクケーブル)の通り。
MacBook(USBハブ)とWindowsパソコンを繋ぎます。

ケーブル自体にドライバ(機器を動作させるためのソフトウェア)が組み込まれており、最初の1回目だけソフトウェアのインストールが行われますが、あとは難しい操作や設定もありません。
「はじめてMacにマウスを繋いだ」という人は、あまりのマウスの遅さに驚くかもしれません。
もちろん、設定でWindowsと同じスピード・操作感に設定できるのでご心配なく。
マウス・キーボードは、無線でも有線でも構いません。
ちなみに、このデータリンクケーブルはUSB3.0対応しているとの事で、USB2.0とUSB3.0でマウスの動きを確認してみましたが、動きに違いはなくどちらもスムーズです。
ただ、ファイルの移動に関してはUSB3.0の方が早いでしょう。
※「USB3.0って何?」という方は気にしなくても大丈夫です。よほど古いパソコンでない限り、2.0以上のUSBが搭載されています。
その他のマウス・キーボードを共有する方法
ソフトウェアだけで共有
データリンクケーブルとは違い、ケーブル機器を使わず、ネットワーク経由でマウス・キーボードが共有できるようになる海外製のソフトウェアもあります。
- ShareMouse(無料)
- Synergy(有料)
※両方とも英語です。
フリーソフトの『ShareMouse』を試しましたが、私の環境では動きませんでした。
ネット経由で操作を伝達する仕組みのソフトウェアは、他にも接続が頻繁に切れたり、マウスの動きがもたついたり、一部のキーボードが効かないなど、さまざまな問題もあります。
FLOW搭載のマウス・キーボードで共有
ロジクール製マウス・キーボードの一部に搭載されている『FLOW』は、「1台で複数のパソコンをコントロールできる機能」で、まさに今回の目的である「WindowsとMacでマウス・キーボードの共有」ができる機能です。
ネット経由で操作を伝達するソフトウェア(ShareMouse/Synergy)とは違い、Bluetoothや専用ワイヤレスレシーバーを用いる為、マウスの動きがもたつくなど、操作性の問題は起きません。
マウス・キーボードのラインナップが少ない為、「デザインが選べない」また「値段が高い」といったデメリットはありますが、ケーブルが不要な分、シンプルな接続環境が作れます。
※私は使用していないので、正常に動作するかの保証はできません。